本当の話はどうなんだろう?
- 院長ブログ
「学校給食に異変!給食に「お茶」で“牛乳離れ”あおる?」
なんて、記事が出ていたものだから、早速、読んでみた・・・
イマドキの子供は「牛乳に相談」はしない!? 宮城県仙台市の小中学校で、給食で出される牛乳が苦手な児童・生徒を対象にお茶が選択できる制度を導入したところ、すでに200人以上が申し込んでいることが分かった。多くは食物アレルギーなどが理由とみられるが、関係者からは、若い世代のさらなる“牛乳離れ”につながると不安の声が漏れている。
仙台市教育委員会によると、給食時の牛乳を止めている児童・生徒は市内の公立校約8万2000人のうち約440人。これまではお茶と水に限って自宅から水筒の持参を認め、牛乳代は給食費から返還してきたという。
こうした“牛乳拒否児”が年々増え続けているため、市教委は昨年アンケートを実施。6割以上が代替飲料としてお茶の提供を求めていることが分かり、今月から1本42円でお茶の提供を始めた。
すでに200人以上がこの制度を利用しているが、以前から牛乳消費の低下に頭を抱える全国乳業協同組合連合会(東京)からは次のような懸念の聞こえる。
「アレルギーは仕方ありませんが、あらかじめ選択肢としてお茶を用意することが、単なる牛乳嫌いの子供の“牛乳離れ”をあおる結果にならないでしょうか。子供の発育にとって、お茶と牛乳のどちらが有用かは明らかです。昨今の健康ブームを反映して脂肪分を少なめにした成分調整牛乳の消費も伸びている。牛乳の高い効能を、周囲の大人がしっかり子供さんに教えてあげてほしいですね」(広報担当)
昔は、欠席者の分を競って奪い合ったほど人気だった給食の牛乳。その“欠落”は子供の発育にどう影響するのか。浜松大健康プロデュース学部准教授で管理栄養士の金谷節子さんは「ストレス解消や抗菌作用など、お茶も体にとっては非常に良い飲み物です」と前置きしたうえで言う。
「それでも、人間の骨を構成するタンパク質とカルシウム、乳糖の摂取率の高さで牛乳はダントツ1位です。牛乳は成長期の子供にとって不可欠な高機能食品で、これを回避する選択肢を行政が用意するということは理解に苦しみます」
金谷さんは牛乳離れが加速した理由について、「加工乳製品の多様化で、牛乳そのものを摂取することの重要性が薄らいでしまった」と分析。「牛乳かお茶かの二者択一ではなく、授業の合間にお茶を取り、給食時は牛乳といった両方の導入をオススメします」とアドバイスする。
そもそも仙台市は、戦後の食糧不足時にGHQにミルクの重要性を説き、給食に脱脂粉乳を普及させた近藤正二・東北大教授の地元。市教委は「ここ数年で牛乳にアレルギーを持つ子供が急増したことによる措置で、お茶を選択する場合には医師の証明書を提出することになっています。原則的には、牛乳を飲んでもらうことに変わりはありません」(健康教育課給食係)と話している。
以上、本日のネットからのニュース記事である。
食育、マクロなど、いろいろと最新情報を掴んだ方は皆さん知ってますが・・・
「牛乳」が体に良い・・・なんてー話は昔々の戦後すぐの栄養失調状態の方たちに対する伝説である。
全国乳業協同組合連合会の方たちには申し訳ないが、絶対に、学校給食では「お茶」にすべきである。
なんせ・・・カルシウムが摂れるどころか、最近の研究では・・牛乳を直接飲むと、体内カルシウムが出て行ってしまうメカニズムが分かってしまったのだから・・ だから牛乳を多く消費する国ほど、骨粗相症が多いのである。
我が家の家庭でも牛乳を・・うちの息子たちに飲ませなくなったから、彼らはすこぶる身体の調子が良い。
世の中には、どうしても「本質を見極めなければならない」ことがたくさんある。